FC2ブログ
ホーム経営>9月の学び その① 子育てに学ぶ社員教育 ㈱HAGUKUMI 代表取締役 河井清悦氏のお話を聞いて

9月の学び その① 子育てに学ぶ社員教育 ㈱HAGUKUMI 代表取締役 河井清悦氏のお話を聞いて

2014.10.02 Thu

千葉県中小企業家同友会女性部会の報告をします。
㈱HAGUKUMIは、保育室やベビーシッター、幼児教室などの事業をしている会社です。
保育室の子どもたちや、親たちの状況から見えてきた、現代の子育ての難しさや現状を教えていただきました。
少子化で子どもの数が減っていく中、異年齢で育ち合う場所は、家庭ではなく保育所がとても重要な場所になっています。
お母さんも働かなければならない状況もあり、子どもの数が減っているのに、保育所に入れないというのは、都市部ほど深刻です。
それと子どもを産んだら、すぐに母親になれるわけでもなく、周囲や先輩ママの支えによって、徐々に親として成長してくるのだと思いますが、今、そのつながりがない親たちも多いということです。

保育所の役割・・・こどもが異年齢で育ち合う場
           働く親を支える場・親に子育てを教える場
           プロの保育士がこどもの発達に合わせて、様々なトレーニングをする場

ヒトの赤ちゃんは、人間として扱われないと「人間」にはなれないのだそうです。
狼に育てられたヒトの子どもが、人間の世界で育ち直しをしても、狼のような習性を直せなかったように、人間の脳は「発達の臨界期」というものが存在するのだそうです。
その時期に学ばなければ、習得できないこと。その時だから、学べること。
それが人間には存在し、そのことを周囲の大人が理解し、子どもに関わること。

子育てにおける「発達の臨界期」というのは、社員教育にも通じるものがあるそうです。
「チェーンストア理論」という能力開発の理論の紹介があり、20歳代の入社の時点から、30歳代と経験を積み、40歳前後で技術のあるスペシャリストとなる。その40歳前後を人生の区切りとして、後半の40年間、つまり80歳までは、その技術で世の中に尽くし、生きがいとやりがいと、それ相当の報酬と社会的地位を持つというものです。
40歳前後までの長い研修期間の後、ほぼ同じ長さの社会貢献期間の40年間こそ、独立した社会的人間として、個人の生活のあり方を自由に決定し行動できるとする理論です。
40歳前後までの長い研修期間の中で、「発達の臨界期」がそれぞれの技術習得において存在し、つらいことがあってもあきらめず、ギリギリの線までいって初めて開花する、それが「臨界期」なのだそうです。

お話の後のグループワークで、若い社員を教育して、その後やめていってしまったら、会社が投資した分を取り返せないのではないかという意見が出ましたが、河井社長は、「親は見返りを期待して子どもを育てないでしょ。それと同じで、社員教育も、自社で教育して立派にスペシャリストになった人を社会のために送り出したくらいの思いで育てる。それができるのは女性経営者の方が多いのではないか。」という言葉がとても印象的でした。

kumita

コメント:

コメント:投稿

Private