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「学び」その① 「天国へのお引越しのお手伝い」キーパーズ有限会社 代表取締役 吉田太一氏のお話を聞いて

2014.07.31 Thu

今月は週1回くらいセミナーに参加し、学ぶことが多かったので、それぞれ報告します。
まず最初は、日本で最初に遺品整理事業を開始した㈲キーパーズの吉田社長のお話。
遺品整理事業は、少子高齢化に伴って、最近とても注目されてきているサービスです。高齢で片付けられないごみ屋敷の問題とか、孤立死して誰も身寄りのない人の遺品の片付けとか、家族はいてもつながりが切れている人とか、時代の変化に伴って社会問題として顕在化してきているのだそうです。

きっかけは、もともと運送屋さんだった吉田さんが、あるお宅に見積もりに伺ったときに、途方に暮れているご遺族に代わりに、遺品の片付けを全て代行したのが始まりでした。
その2年後、単に家財道具の片付けや清掃だけでなく、買取や配送、その他の全てを兼ね備えた「日本初の遺品整理専門会社キーパーズ」を創業します。2002年10月のことでした。
「遺品はゴミではない!」と考え、遺族にゆとりを提供する企業として、全国各地の約1万5千件の遺品整理のお手伝いをしてきたそうです。
ゴミ処理や運送というよりも、故人の思いを遺族へ伝えるとか、生き様を残すお手伝い、遺族が安心して故人を送ることができるようなお手伝いといったような、ホスピタリティーが中心の仕事なのだと、お話を聞いて感じました。
現在は、孤立死を防ぐために、啓蒙DVDを作成し、全国の自治体、団地、自治会などで講演活動を行っているそうです。
会場で、そのDVDが流れ、アニメーション形式になっていて、途中に実際の衝撃的な映像も入っています。「私は大丈夫」と思っていても、いつ何時、一人で倒れて誰からも発見されずに、死後数週間がたってしまう状況になるかもしれないと感じました。
主人公は、息子夫婦と離れて暮らす70代男性。奥さんがなくなってから、身の回りのことをするのも億劫で、家の中が散らかって、お客さんを呼ぶのも嫌になり、近所との付き合いも次第にしなくなっていったおじいさんです。
食事もコンビニで買ってくるものになり、ゴミがたまっていきます。家から出るのはコンビニに行く時くらい。息子たちが心配して、今度一度実家に帰ると言っても、自分は大丈夫とそっけなく断ってしまいます。
風邪をこじらせても、病院に行くのも面倒で、寝て治そうと思い、そのまま亡くなってしまいます。住民が匂いに悩まされて、初めて死んでいることがわかります。
ストーリーは、亡くなったおじいさんが天国から自分の部屋を見ている設定です。「どうして誰も気づいてくれないのだろう」「神様にお願いして、15分だけ生き返らせてもらって、息子や近所の人たちに助けを呼ぼう」
でも、それは生きているときにやらなければいけなかったのに、本人が社会との接点を切っていたから生じた事態に他なりません。

キーパーズさんが遺品整理と関わる中で、この社会との接点を切っていたおじいさんも自業自得ではなく、生きた証しを家族や近所の人たちに示すことができるように、最期の時を尊厳を持っていられるお手伝いをしたい、悲しい最期を迎える人を一人でも減らせるように、日々全国でお話をしているということでした。

kumita
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