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後継者の使命と役割

2012.11.15 Thu

先日、あるビジネスセミナーに参加してきました。
最近のセミナーのテーマの多くは、「後継者問題」
今回のセミナーのテーマも「後継者が学ぶべき実践経営学~後継者の使命と役割は何か~」
株式会社タナベ経営東京本部の方が講師となり、後継者の役割についての講義を受講してきました。

9月に行われた中小企業家同友会の講演会でも、日本の中小企業は長寿企業が多いということを聞きましたが、今回のセミナーもその話題から始まりました。
現在日本の企業数は約430万法人あり、その99%が中小企業。
創業から200周年を超える企業がなんと約3900社あり、世界一です。第2位のドイツの約1000社を引き離して、ダントツ1位です。
しかし、中小企業がほとんどで、事業承継は一生に一度。
少子高齢化に伴い、人口が減って仕事も減っていく中で、日本は開業率より廃業率の方が上回っているといいます。
後継者がいなくて廃業するという企業も多く、第1次産業の後継者不足と同様に、企業の後継者不足も深刻な問題になりつつあるということです。

いろいろなお話があったのですが、その中で、タナベ後継経営者スクールが作っている「後継経営者憲章」の内容がとてもぐっとくるものなので、一部ご紹介します。

・企業即経営者、経営者即企業である。企業は経営者の器以上に大きくならず、経営者の能力以上に伸びない。まさに企業の盛衰は、経営者の成長度合いによって決まる。
・経営者の仕事は、究極するところ、決断を売る仕事である。この決断力に地位と報酬が与えられるといっても過言ではない。優柔不断は、経営者としての致命的欠陥となる。
・決断力と決定力は違う。決断力とは材料不足の中で決定する力である。
・決断に際して求められる能力が先見力である。先見力を身につけるためには次の3つが必要となる。
(1)事業への強い意志(熱意がすべての基点となる)
(2)過去に学ぶ(時間の経過が決断の成否を教えてくれる)
(3)長い目で、大きく捉える(ロングレンジ、ビッグレンジ、ワイドレンジ)
・先見力は、経営者がイノベーター(変革者)であり、リスクテイカー(リスクを負う者)として発揮する決断力と表裏一体の能力である。
・経営者としての統率力とは、自分より優れた能力を持っている人々の衆知を集め、自在に動かす力である。このために「統一して拘束せず、放って軌を逸せざること」が大切である。そのポイントは、企業使命感のもとに、固い同志的結束の組織力(チームワーク)を作ることである。それゆえ、組織を破壊するような考え方や行動は、断固として排除し、粉砕しなければならない。・総合力は、難局に直面したとき、その真価が問われる。
・後継経営者としての道は厳しい。

厳しい道だからこそ、チャレンジする価値もあるのかもしれません。

kumita