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日大生研修~part 1~

2012.08.28 Tue


先週の月曜日から日本大学生産工学部の生徒さんが2名、
共進でインターシップというかたちで研修に来ています。

20日~24日は工場見学などを行い、
今週は実際に現場での研修になります。
工場見学は私も一緒に同伴させていただき、
いろいろ見学させてもらいました。

私は21日から参加しました。
午前中は千葉の新港クリーン・エネルギーセンターへ、
午後は船橋の船橋北部清掃工場へお伺いしました。

新港クリーン・エネルギーセンターは、
千葉市内の可燃ゴミを処理する焼却施設です。

<新港クリーン・エネルギーセンター>
~施設の特長~
1.公害防止施設を完備
①燃焼ガス温度を850℃以上で2秒以上滞留させ、ダイオキシンを熱分解させた後、
バグフィルタ(ろ過式集じん器)によって灰とともに補捕集する。
捕集した灰を溶融することでダイオキシンを熱分解させる。
②ごみ臭気は、工場と外部を遮断し、
焼却炉内に送入して約850~900℃の熱で分解させ、無害化を図っている。
③工場排水は排水処理設備で処理し、工場内で再利用しているが、
利用しきれない分については公共下水道へ放流している。
④ゴミ収集車に付着した汚れは自動洗車機で洗い落としてから退場する。

2.スーパーごみ発電によるエネルギーの有効利用
ごみ焼却ボイラで発生させた蒸気を、さらにガスタービンの排熱によって高温化し、
蒸気タービンで発電を行うスーパーごみ発電を採用している。
また、ガスタービンでも発電を行い、発電した電力は工場内で使用されるほか、
余剰電力は電力会社等に売電している。
発生した蒸気は、発電以外にも工場内の給湯を行うほか場外への熱供給も行っている。

3.灰溶融設備による焼却灰の減容化
ごみ焼却によって約10分の1に減容された灰を、
すべて高温でスラグ化することによって、さらに約2分の1に減容し、
最終処分場の延命化図っている。
また、有害物質がスラグから溶出することがないので、公害の発生を防止できる。
※スラグとは・・・焼却灰等を1300℃以上の高温で溶融したものを冷却し、固化させたもの。


船橋北部清掃工場は、船橋市内で排出される可燃ゴミの焼却施設になります。

<船橋北部清掃工場>
~工場の特徴~
1.既設建屋の利用
①既設の建屋を利用して、熱分解方式を直接焼却方式である流動床式焼却処理設備に置き換えることにより、
安定運転の確保、運転経費の削減を図っている。
②タービン発電装置などは既設を流用し、建設費の低減を図っている。

2.ごみの完全焼却と熱エネルギーの回収
①1日435トンのごみを約850℃以上の高温で完全焼却している。
②ごみの焼却によって発生した熱は廃熱ボイラにより回収し、
発電や場内の冷暖房および外部施設にも熱の供給を行っている。

3.公害の防止
①ごみの燃焼により発生する、ばいじん、塩化水素、硫黄酸化物、
ダイオキシン類は有害ガス除去装置により効率よく除去される。
②工場排水については、排水処理装置で処理された後、再利用される。

4.管理運営の効率化
①コンピュータによる焼却炉の自動運転を行い、ごみ質の変動に応じて安定燃焼が維持できる。
②各種運転データを中央操作室にて集中監視を行い、運転管理の効率化を高めている。


一日で2ヵ所の焼却施設を見学してみて、
公害防止への施設完備と、ごみの焼却によって発生する、
蒸気や熱などを利用したエネルギーの活用という部分が共通しているなと思いました。
どちらの工場も筒状のろ布に有害成分が付着させて除去するバグフィルタを利用したり、
場内で発生する排水をきれいな水に変える装置が備わっています。
また、多くの焼却施設で燃焼時の熱を利用して、
エネルギーを有効活用しているなと思いました。

次は24日の新浜リサイクルセンターと、
サンクリーンサービスの工場見学の様子をご紹介します。

saki