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架空の会社の経営計画を作る

2011.10.03 Mon

9/28、千葉県中小企業家同友会の女性部会・経営指針委員会の連続講座第2回「経営計画作成の演習」に参加してきました。
今回は、架空の会社の経営計画をみんなで考えるというもの。

設定:千葉県房総半島の約30年前に作られた観光フラワーセンター
現状:建物が老朽化し、お客さんもまばら。近くにできた道の駅や新しい観光施設の方がにぎわっている。
    フラワーセンターは花を見るだけで、おみやげなどの買い物施設や、これと言った売りがない。レストランも内装が古く、閑古鳥がなく感じ。従業員もやる気を失っていて、お客さんに対して無愛想。施設が広く、植物の水やりなど維持に経費がかかっている。

さて、この日集まったメンバーがこの架空の会社の再建を委ねられたプロジェクトチーム。
まず、この会社のイメージを膨らませるために、モデルとなる同じような観光施設の映像を見る。
「ここがだめだね」「作った当初はよかったんだろうね~」などとつぶやきが聞こえる。

まずは、経営戦略の基本を考える。
1、顧客は誰か。
家族連れ、高齢者、観光客、地元の人?・・・大衆(平均値)を対象とするか、個人(好み)を対象とするか
2、顧客はどこにいるのか。
冬の花摘み、夏の海水浴客の激減。時代の流れとともに変化してきている。
若い男性が車に乗らなくなった。インドア派、草食系男子。山ガール、森ガール、釣りガールの出現。元気な女子。
農産物直売所や漁師さんたちがやっているレストランがにぎわっている。
3、顧客は何を買うか。
フラワーセンターなのに、花や鉢植えが買えない。おみやげ屋がない。地元の食材が買いたい。
ガーデニング講座などもやってほしい。磯に面した釣堀があるのだから、新鮮なお刺身が食べたい。海のアクティビティもあったらいい。
4、当社の事業はどうなるのか。
人口構造の変化・・・少子高齢化。観光客の増加は見込めない。
経営環境の変化・・・圏央道の開通で、素通りされるようになった。
5、当社の事業は何であるべきか。
現在の顧客と将来の顧客は違う。観光客が見込めないなら地元の人にどう利用してもらうかがカギ。

上記の議論をふまえて、テーマを作成。
「地元中心に売上げを伸ばす」

当社の強み:景観がよい。冬は温暖で自然がいっぱい。施設が広い。従業員は地元の人たちで雇用の場になっている。
        海がすぐ近くにあるので、敷地内で磯釣りが楽しめる。
弱み:交通の便が悪い。建物の老朽化。社員教育が課題。

資金があれば、「日帰り温泉」を作る。
地元の食材を使った1000円ランチバイキング、海のアクティビティ、キャンプ場、ガーデニング教室、中高年女性向けダンスホールなどが楽しめるワンストップサービス施設で、1日楽しめる施設にする。
となりにある宿泊施設と連携し、高齢者のデイサービス、ショートステイなども行えると、温泉もあり、介護施設もあり、地元の人たちが使える施設になる。
旅行会社と提携し、日帰りバスツアーの候補地に入れてもらう。
B級グルメとして地元食材を使った料理をプロデュースする。

などなどいろいろな意見が出ました。
最初は弱みやぐちが多く出ましたが、「従業員は当社の弱みを百も承知。経営陣が愚痴を言ってては、再建を図れませんよ!」と、架空の会社という設定でもなかなかリアルです。

今回の練習問題を参考にして、今度は自社の問題を明確化し、経営計画作りを行うというのが次回のテーマです。



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