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物流に求められる放射線管理

2011.09.30 Fri

9/28、共進も加盟している(社)全日本トラック協会主催の物流業者向け放射線管理の講習会に参加してきました。

東北地方、北関東、首都圏を走るトラックの積荷や車体から放射線が検出され、出荷停止になったりする事例が増えていることから、このような講習会が全国で開催されているのだということです。

取引先でも、放射線測定器を準備し、トラックスケールで重さを量るときに、一緒に計測し始めたそうです。測定すると、北関東から来たトラックのフィルター部分から検出され、その後はフィルターをまめに交換したり、車体を洗ったりして、対応しているとのことでした。

国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告では、年間1ミリシーベルトが一般公衆が1年間にさらされる人工放射線の限度。

輸送運搬車両では、法令(核燃料物質等車両運搬規則及び放射線同位元素等車両運搬規則)で以下のように決まっています。

①運転席は20マイクロシーベルト毎時を超えない。

②車両表面は2ミリシーベルト毎時を越えない。

③車両表面から1mのところは100マイクロシーベルト毎時を超えない。

制限区域内(30km圏内及び計画的避難区域)に物資輸送を行う際の被ばく防止、管理用具として、トラック協会ではポケット線量計やガラスバッジを用意しています。マスクは必須。他、手袋、防護めがね、放射線防護スーツ(タイベックススーツ等)、シューズカバー(土、草の上を多く歩くことが予想される場合)を使用する。

運行経路内の最大空間線量率が3マイクロシーベルト毎時を超えないことが確認され、1運行あたりの車外作業が1時間以内、かつ被ばく線量が1運行あたり3マイクロシーベルト以下となる場合には、ポケット線量計なしで運行を行っても問題はないものとする。

<運搬作業中の注意事項>

①窓を閉め、換気を止める。

②エアコンは内気循環にする。

③屋外ではマスクを着用する。

④走行中及び作業中は肌を出さない。

⑤現地での飲食物はなるべく控え、飲料等を屋外に置かない。

緊急物資輸送運搬従事者、引越作業従事者の年間線量限度は1ミリシーベルト(一般公衆の線量限度と同じ)を超えないようにし、特に、3.8マイクロシーベルト毎時以上の地域で積卸作業、引越作業を行う場合は、必ず被ばく測定用具とマスク等体内被曝防止用具を着用する。

往路で500マイクロシーベルトを超える恐れがある場合は、速やかに引き返す。

放射線の線量限度には自然放射線被ばくと医療被曝は含んでいないことから、食べ物からの内部被ばく量なども加算されるため、特に注意が必要。

被ばく線量の合計が2ミリシーベルトを超えた場合は、県指定の医療機関で被ばくスクリーニングを受け、その後の処置について指示に従う。

帰還後は、速やかに入浴、洗髪、着衣を交換する。

講師の(社)全日本トラック協会輸送事業部長で、放射線取扱主任者の礎氏の測定結果によると、5/7~5/8の計画的避難区域の放射線量は、

浪江町(20km地点):屋外35マイクロシーベルト毎時  運転席26マイクロシーベルト毎時

葛尾村(20km検問所):屋外8マイクロシーベルト毎時 運転席5マイクロシーベルト

川俣町役場:屋外0.8マイクロシーベルト毎時 運転席0.6マイクロシーベルト毎時

飯館村長泥:屋外11マイクロシーベルト毎時 運転席7マイクロシーベルト毎時

同地点:3/23 35マイクロシーベルト毎時 4/21~9/15 13.5~16.2マイクロシーベルト毎時

飯館村役場:室内0.1~0.25マイクロシーベルト毎時

文科省放射線モニタリング情報

福島県ホームページ

トラック物流は通常時も緊急時も必ず必要なもの。

作業員が安全に作業し業務をきちんと行えるような安全管理は、放射線に限らず、どの現場にも通用すると感じます。
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