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横川電機株式会社 箕輪優子さんのお話を聞いて 

2014.09.03 Wed

8月18日、横河電機株式会社CSR部の箕輪優子さんのお話を聞いてきました。
東京都武蔵野市に本社のある横川電機は、1915年創業、関係会社国内16社、海外71社、従業員数2万人弱の会社です。
その企業理念は、
「YOKOGAWAは計測と制御と情報をテーマに、より豊かな人間社会の実現に貢献する」
「YOKOGAWA人は良き市民であり、勇気をもった開拓者であれ」
人事運営の基本的な考え方は、性善説にたち、真の平等を目指す。長所を引き出すということ。

1991年、従業員数が2万人弱の会社でも、障害者雇用となると、雇用率は0.98%しかありませんでした。
翌年、当時の法定雇用率1.6%を達成するために「ノーマライゼーションプロジェクト」を発足します。
1992年、25名の障害者を雇用しました。
その後、障害者雇用の強化のための第2ステップとして、1998年、特例子会社「横川ファウンドリー株式会社」を設立します。現在25名の障害をおもった従業員が働いています。そのうち8名が重度障害者です。
横川ファウンドリーは、親会社の事務全般と、資源リサイクル回収や機器の解体、廃棄物の受付、地域の保育所の清掃や、お弁当やパンの販売も行っています。
求める人財像は、「仕事をする上での「障害」はない。得意なこと、障害特性を生かす。」ことを徹底しています。
普段、困っている障害が「強み」になる仕事を提供して、社員教育しているところがすごく新鮮でした。
自閉症や発達障害を持つ従業員は、細部へのこだわりが強みとなり、パソコンのデータ入力などは、健常者の従業員よりも早く、100%近くミスがないので、多くの仕事ができることでコスト面でもよくなったとのことでした。
周囲の人が「ここまでしかできないだろう」と決めつけ、「代わりにしてあげる」ことが、いかに自立を阻害しているか、成長の機会を奪っているか、バリアを作っているのは周囲の人たちだということを実感させられました。

障害があってもなくても、コミュニケーションのバリアは多くの場面で存在します。
相手に気持ちよく理解してもらうために、「伝え方」がとても重要になります。
否定的な表現よりも肯定的な表現の方が、より気持ちよく受け入れてもらえるのは、誰しもがそう感じると思います。
でもなかなか実践するのは難しく、より近い関係ならなおさらです。
攻撃的で否定的な言葉よりも、自分も相手もOKというアサーティブな表現を意識していこうと思います。

kumita 
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ユニバーサル就労の取り組み

2014.05.02 Fri

4月20日に千葉大学で行われた「2014協同集会in千葉」第6分科会「深刻化する社会的困難にどう立ち向かうのか~社会的包摂をめざした働き方~」において、明日の種と㈱共進での取り組みを報告してきました。

最初に、社会福祉法人生活クラブの池田理事長の基調講演では、国の新しい施策である「生活困窮者自立支援法」の概略と、先進的な取り組みを行っている「ユニバーサル就労」についての説明がありました。

「ユニバーサル就労」とは、障害者手帳の有無の関わらず、様々な理由ではたらきづらい状態にある人たちを迎え入れ、ともにはたらくことをめざす「多様なはたらき方」をさします。

基調講演の後、フードバンクちばの菊池さんをコーディネーターに、若者の就労支援を行っている若者サポートステーションの方々と一緒に、私たちの事例を報告しました。

明日の種では、施設開設前から、「ユニバーサル就労ネットワークちば」に入り、障がい者だけではない、様々なハンディキャップを持っている人たちの支援ができないか活動を始めました。

●㈱共進は、生活保護受給者の就労支援をしている「サポートセンターオアシス」の協力企業になり、就労体験を受けたい当事者の受け入れを行ってきました。
たくさんの体験者の中から、2人の雇用につながりました。
そのうちの一人は、就職後、生活保護受給者の寮から出て、一人暮らしを始めました。
もう一人は、サポートセンターの支援開始時18歳。
3ヶ月の体験終了後、欠勤もなく、とてもまじめに取り組んでいたので、パートで採用しました。
今年彼は20歳になり、会社で補助を出し、運転免許取得後、運転手として正社員になる予定です。

●「明日の種」は、うつ病で休職中の社会人のボランティアの場所に。
2013年8月~1ヶ月間、29歳男性会社員の畑ボランティアの受け入れ⇒9月 職場復帰
9月~1ヶ月間 33歳男性精神疾患で失業中 
⇒畑、庭造りのボランティア後、造園業で就職活動再開
10月~3ヶ月間 46歳男性会社員の施設作業ボランティアの受け入れ⇒2014年2月 ハローワークの復職プログラム受講後、職場復帰

●「ユニバーサル就労ネットワークちば」の交流会で名刺交換した、千葉刑務所の就労支援ワーカーの方たちとの交流
2013年9月 就労支援ワーカーさんの施設、畑見学
10月 刑務所の運動会参観 
11月 花見川区の保護監察官の施設・畑見学
12月 刑務所内作業見学  

「生活困窮者自立支援法」は来年4月施行になる予定です。
「中間的就労」「ユニバーサル就労」がますます重要になってくると思います。

kumita

千葉市立高等特別支援学校 企業向け学校公開へ参加しました

2014.03.12 Wed

3月6日、千葉市立高等特別支援学校の企業向け学校公開に参加してきました。
市立高等特別支援学校は、平成25年4月に、閉校した真砂第二小学校の施設を活用して開校しました。
1年生32名と教職員29名の新しい学校です。
千葉県では、平成9年4月に県内初の高等特別支援学校として「流山高等学園」が開校し、企業就労を望む生徒への職業自立を目指すカリキュラムをスタートさせました。
現在、千葉県では8校が設置され、職業コースを設けています。
入学は自力通学が条件、選抜のための入学試験(作業能力検査・運動能力検査・学力検査・面接)が実施されています。
4月からの入学に向けて、中学校3年生が普通高校と同じように受験をして選抜されます。

この日の学校公開には、23社35名の企業の方たちが出席し、授業の様子を参観しました。
校庭には、美浜区では最大というくらいの広さの畑があり、生徒たちがねぎの収穫をしたり、ブルーベリーの苗木を植えたりしていました。
市立高等特別支援学校の畑

校内では、清掃班がビル清掃作業の練習に、自分たちの教室を順番にきれいにしていく作業をしており、床を磨く機械や窓拭きの器具をとても上手に使っていました。
生徒たちが上達してきて、近隣の学校や施設から清掃依頼がきたりと、とても喜ばれているそうです。
縫製織物班では、美浜区役所や保健センターでのバザーに向けての作品作りが行われていました。
ミシンや織り器を使った縫製は、とても丁寧で上手に仕上がっていました。

参観後、参加した企業に対して学校と千葉市教育委員会から、「応援企業登録証」が授与されました。
生徒たちの企業実習や就労に向けての支援を学校と共にやっていくものです。
登録証
生徒たちが職場見学をしたり、実際の現場を体験したりできるよう応援していきたいと思っています。

kumita

コミュニティースーパー「のぞみ野マルシェ」(就労継続支援A型)へ

2013.12.07 Sat

11月26日、千葉県中小企業家同友会の経営研究集会に参加し、見学分科会で袖ヶ浦市にあるNPO法人ぽぴあのコミュニティスーパー「のぞみ野マルシェ」に行ってきました。
「のぞみ野マルシェ」は就労継続支援A型の指定を受け、20人のメンバーが働いています。
スーパーのバックヤードではなく、全員がフロアやレジ、お惣菜を作るなど、お客様と直接関わる仕事をしています。
まずは入り口から。
のぞみ野マルシェ
もともとスーパーだったお店が撤退してしまい、地域住民の買い物が困難になったこともあり、地域住民の交流もできるような場所に加えて、障がい者の働く場にもなればという思いから、昨年7月にオープンしました。
一番目を引くところにあるのが、地場の朝どり野菜。地元の農家さんたちの協力で、その日の朝に収穫した、たくさんの野菜が並べられていました。
野菜
お惣菜もメンバーたちの手作りです。
お惣菜
生鮮品の品ぞろえも、大きなスーパー並みです。
生鮮品
レジの工夫で、通常、店員さんの方に向いている機械を、お客さんの方に向かせて、お客さんが自分で金額を確認し、お金を機械に入れます。レジ係は、値段のバーコードをスキャンし、袋に品物を詰めます。お客さんに少し手伝ってもらうことで、レジも可能になりました。
レジ
窓際には、交流スペースがあり、ゆっくり食べたり飲んだりできます。「子ども優先席」「大人専用席」があり、子ども連れのママたちにも好評です。
子ども

大人
オープンから1年が経過し、徐々に地域になくてはならないお店になってきた「のぞみ野マルシェ」
障がい者がはたらいて、車いすのお年寄りも、赤ちゃん連れのママたちも、お買い物がゆっくりできるユニバーサルなスーパーでした。

kumita



千葉刑務所の協力雇用主研修会へ

2013.12.03 Tue

昨日千葉刑務所で行われた協力雇用主研修会へ参加し、受刑者の作業の様子を見学したり、出所後の就労に関する社会資源(ソーシャルファーム)についてお話を聞きました。
10月に刑務所の運動会を見学に行き、今回は普段の作業の様子と生活の場を見せて頂きました。
千葉刑務所は無期懲役刑や長期刑に服する受刑者が多くをしめます。
長期の受刑者は、作業スキルが向上し、職人技の熟練工の人が少なくありません。金属加工や、革靴の制作、宮大工のような熟練技のおみこしの制作、点字への翻訳、印刷業など様々なプロフェッショナルがいました。
千葉刑務所の革靴は、毎年のように法務大臣賞を受賞する人気製品で、今年の新作モデルは谷垣法務大臣も履いているという逸品だそうです。

研修会に参加した協力者は約50名。
私のような初めての参加者や、出所者を雇用している企業の社長さんたち、障がい者施設の理事長さんも出席していました。
刑務所の所長さんの案内で、製靴工場、金属加工工場、印刷工場、木工工場、営繕工場などの作業棟と、居室や浴場などの生活の場を見せていただきました。
朝6時半に起床し、8時間労働をして、夜9時には就寝という規則正しい生活の中で、生活習慣病を持っている人も治ってしまうというくらい、修行僧のような1日でした。
3度の食事も、30人の受刑者が約900人分を作っているそうです。とてもおいしそうで、1日のメニューも写真つきで教えていただきました。

ソーシャルファームの説明では、社会福祉法人オリーブの樹の加藤理事長がお話されました。
「法を犯す前に社会の支援がその人に届いていたら、刑務所に入らなくて済んだのに。社会資源の乏しさが招いている犯罪もあり、福祉施設の役割がますます重要になる。」
受刑者の中には軽度の知的障がいで、犯罪を繰り返してしまう「累犯障害者」が少なくありません。オリーブの樹の就労支援事業所で受け入れをし、グループホームや日中の通所施設で、出所者の暮らしや就労を支えています。

今日の東京新聞の社説に「受刑後の就労~居場所が再起を支える」が掲載されており、私にとってはとてもタイムリーな記事でした。
「安心・安全な環境や職場」が出所者の生活を支え、再犯を防ぐ。
大阪のお好み焼き屋さんが、協力雇用主として葛藤しつつも受刑者を支え、決して見放さない心意気が書かれています。

東京新聞社説 12/3「受刑後の就労」
kumita
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